神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「相模原市さくらマップ」の挿絵を担当した 加藤 忠一さん 星が丘在住 72歳

公開:2014年3月6日

  • LINE
  • hatena

市内の名所を描く探究心

 ○…市内20カ所の桜の名所を紹介する「相模原市さくらマップ」の挿絵を担当した。相模原市が政令市に移行したのをきっかけに趣味として市内百景を描くため、筆をとったのが4年前。百景を回るうちに市内の桜の魅力に気付き、2年後には、「今度は桜だけを描いてみたい」と市内の名所50景を巡り、画集に。水彩絵の具を使い、現場で素早く描いたのち、アクリルで丁寧に仕上げる。その絵が編集者の目に留まり、今回の抜擢となった。

 ○…福井県出身。大学卒業後、就職のため相模原へ。鉄鋼メーカーの研究員として汗を流した。本格的に絵を始めたのは入社してすぐ。社内の同好会に興味本位で入会し、油絵の虜に。しかし「何度描いても上達しなかった」。退職を機に、作品も道具も全て処分。油絵は一切やめた。気楽に楽しめるアクリル淡彩画を始めたのはそれからだ。故郷の福井県鯖江市の百景などの風景を描く中で、色鮮やかに表現できる同画の魅力に引き込まれた。

 ○…無類の日本酒好き。飲んだ銘柄は650種以上。近くで手に入らない品は、自らの足で買いに行く。気に入ったデザインの王冠をコレクションするのも趣味。地方別に並べた王冠は自慢の品だ。一方で、仕事を辞めた今でも好きなテーマを見つけては、調査研究を続ける毎日。これまでに2つのテーマを研究し、本にもまとめた。

 ○…絵を描くことも研究の一つ。毎回、テーマを設定し画集にまとめる。一枚の大作を完成させた時よりも風景をシリーズにした時にこそ喜びを感じる。100枚は揃えないと気が済まない。マップの挿絵については「多くの人に見てもらい、桜の名所を探すきっかけにしてほしい」と笑顔。桜の次は好きな酒蔵を描くため、各地を巡ることも計画中だ。「関東217カ所は制覇したから、次は甲信越かな。元気なうちは走り回りたい」と前を見つめる。飽くなき研究はまだまだ続く。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

御手洗 理英さん

4月1日付けで相模原市美術協会の会長に就任した

御手洗 理英さん

矢部在住 64歳

5月2日

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook