5月19日付で相模原市議会第46代議長に就任した 沼倉 孝太さん 矢部在住 70歳
「恩返し」誓い、市政にまい進
○…相模原市議会の顔となる第46代議長に5月19日付で就任した。議長として、市政のあり様を改めて見つめ、研鑽を積み職責を全うすることで、次世代に繋いでいくことが自分の役割だと確信する。就任を受け、支援者、家族から多くの祝福を受ける中、議長になったことを実感するとともに「責任の重さに身が引き締まる思いがした」。
○…秋田県湯沢市出身。父親が相模総合補給廠に就職するのを機に相模原へ移り住んだ。男1人、女4人の5人兄弟。実母は早世し、育ての母親から、当時西門にあった小さな居酒屋を切り盛りする形で、厳しくも、優しく育てられた。高校卒業後、会社員経験を経て、印刷会社を25年間経営。その間、地域の小学生へのスポーツ指導を任されたことで「地域に役立てる喜び」を感じ、様々な地域ボランティアに18年間携わった。こうしたことが縁で、地元の先輩や仲間から市議に推す声が上がり、後押しされる形で1999年の市議選に出馬し初当選。現在5期目になる。
○…「丈夫な身体に生んでくれた親に感謝している」と自負するだけあり、骨太の体格だけでなく、運動神経にも恵まれた。昭和第一工業高(現昭和第一学園高)ではラグビーに明け暮れ、俊足の右ウイングで鳴らした。今でも週2回はギオンスタジアムで汗を流す。市政へのみなぎる活力は日々のトレーニングの賜物だ。
○…議会運営委員会の委員長時代に通年議会などを手がけ、議会改革を前進させてきたことから、議長に就いた今、これまでの取組みを見つめ直し検証するための好機と捉える。その上で、「市民に信頼される議会」に加え、事務局が力を発揮できる環境づくりに努める構えだ。「今まで自分を支えてくださった方々への恩返しと思って頑張りたい」。18年間の議員活動の集大成へ。議員間でスクラムを組み、同期の米山定克副議長とともに議会を力強く引っ張る。
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