神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

史上最年少で囲碁の名人位を獲得した 芝野 虎丸さん 南区上鶴間本町出身 20歳

公開:2020年1月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

「ただ、強くなりたい」

 ○…令和元年10月、弱冠19歳の青年が囲碁名人戦七番勝負に臨んだ。ファンの期待は「史上最年少名人」の誕生。周囲の注目、期待の大きさは重みとなり、双肩にのしかかった。1局目は敗戦。「もしかしたら一勝もできないんじゃ…」、そんな思いが脳裏をかすめた。だから、「実は2局目の初勝利が、勝負を決めた5局目と同じくらい嬉しかった」と振り返る。肩の荷が下りた後は破竹の4連勝。プレッシャーに打ち勝ち、新たな歴史を作り出した。

 ○…幼稚園の頃、漫画『ヒカルの碁』のテレビゲームで囲碁を覚えた。兄・龍之介さんと一緒に近所の碁会所に通い、大人を相手に腕を磨くと、鶴園小学校3年生で洪道場に入門。5年生で日本棋院の院生となり、14歳の時に入段を果たしプロ入りした。「でも、プロになるつもりも、熱い思いも全然なくて。いつも遊びたいと思っていました」と苦笑い。谷口中学時代の土日はほぼ対局。体育祭と合唱祭に参加できたのは3年間で1度ずつだ。「でも、修学旅行に行けたのが本当に嬉しくて。楽しみで前の日は寝られませんでした」

 ○…両親と姉、兄、妹の6人家族。時間があれば囲碁の勉強に明け暮れるが、気分転換はペットの犬と戯れること。そしてカラオケ。年齢の近い棋士仲間とだったり、1人で行くこともあるとか。「何を歌うかは教えません」と笑う。

 ○…現在は、名人のほか王座にも輝く。「囲碁は特段好きではない」と言い切りながらも勝つための勉強は惜しまない。「タイトルを目標にすると、叶ったときに燃え尽きてしまいそう」。だから、タイトルには固執しない。目標はシンプルに、一局一局頑張って良い成績を残すこと。気負わず自然体のまま、強さのみを追い求める。
 

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook