2021シーズンからSC相模原のキャプテンを務める 鎌田 次郎さん 相模原市在住 35歳
チームのため 全力尽くす
○…今シーズン、柏レイソルからの期限付き移籍ながらJ1出場271試合の実績を買われ、新キャプテンに抜擢された。練習始動日に監督から打診を受け、少し驚いたというが快諾。SCの印象は守備においても攻撃においても、まとまって戦うチームで、それが武器になっているという。「自分もしっかりプレーしなければ、みんなが付いてきてくれない。気が抜けないですよね」
○…東京都大田区の出身。小学生から地元サッカークラブで汗を流し、すでに憧れはJリーガー。FC東京ユースなどで活躍し頭角を現すと、柏レイソルでJリーグデビューを果たす。2010年にベガルタ仙台に移籍した翌年、東日本大震災に見舞われた。「今も仙台のことは気にしていますよ。今季は当時の監督が復帰しますしね」と10年という節目の年を迎え、カテゴリーは違うが被災地への思いを馳せる。J2では、当時チームメイトだった選手がいるFC琉球との対戦も心待ちにしている。
○…大きな怪我もなくサッカー人生を歩んできた。「チームスタッフや仲間の支えなど恵まれた環境でプレーできたおかげ。丈夫な体に産んでくれた親にも感謝しています」。結婚後3人の子に恵まれた。柏に家族を残し、単身で相模原に引っ越したが、「家族とはたまに会えるので寂しくないですよ」と微笑む。
○…J2開幕を迎えるが、試合日程は気にしていないという。「まずは目の前の試合に集中することだけ」ときっぱり。「キャプテンという立場でしっかり貢献していきたい。SCにとって初めてのJ2。すべてに初が付く歴史的なシーズン。サポーターと一緒に喜べるような、熱い試合をしていきたい」。まもなく始まる新たなステージへ闘志があふれ出す。
|
|
|
|
|
|