神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「けん玉先生」の資格を生かし、精神保健福祉の普及をめざす 山田 龍さん 上矢部在住 51歳

公開:2021年3月4日

  • X
  • LINE
  • hatena

けん玉で地域とつながる

 ○…精神障害者が通う事業所「地域活動支援センター第3けやき」(由野台)の施設長を務める傍ら、けん玉の指導者の資格「けん玉先生」としての顔を持つ。一昨年から2年連続でNHK紅白歌合戦の「けん玉リレー」に出場しギネス記録の達成に貢献したほか、昨年開催された世界大会では50代男性の部で準優勝を収めるなど輝かしい成績を残した。

 ○…けん玉に初めて触れたのは小学生の時。童謡「うさぎとかめ」に合わせて球を皿にのせる遊びに熱中したが、サッカーや演劇に打ち込むようになり、次第にけん玉とは縁遠くなった。「再会」の契機となったのは5年前。スクールソーシャルワーカーとして勤務していた学校に寄付された玩具の中にけん玉を見つけた。「いいコミュニケーションツールになる」と思い立ち、教室で子どもたちと一緒に遊んだり、不登校の子の家庭訪問で技を披露して場を盛り上げるなど活用の幅を広げている。

 ○…昨年の緊急事態宣言から、地域交流を目的に事業所で開催しているけん玉教室は中止に。コロナ禍で対面がはばかられる今、力を入れているのはSNSでの動画配信。技を撮影した短い動画をインスタグラムで毎日投稿し、評判だ。

 ○…「まだまだ精神保健福祉について知られていない。けん玉を足掛かりに自分たちのことを知ってもらいたい」と力強く訴える。そのためにけん玉を持って地域に出向き、精神保健福祉士や事業所の存在を、特技を生かして住民らにアピールすべく奮闘し続ける。「精神障害者が暮らしやすい地域をつくりたい」。その思いを胸に、これからも自身が称する「けん玉ソーシャルワーカー」としてつながりの輪を創出し、美技で人々を笑顔にしていく。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

御手洗 理英さん

4月1日付けで相模原市美術協会の会長に就任した

御手洗 理英さん

矢部在住 64歳

5月2日

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook