神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

16号整形外科の院長で、整形外科枕、枕一体型ベッドを開発し「睡眠姿勢革命」に取組む 山田朱織(しゅおり)さん 相模原市在勤 50歳

公開:2015年1月22日

  • LINE
  • hatena

研究の活力は皆の笑顔

 ○…生活の3分の1を占める睡眠。その睡眠姿勢に着目し、正しく姿勢を整えることで肩こり、腰痛を予防する観点から「睡眠姿勢革命」をスローガンに、個々にフィットしたオーダーメイドの「整形外科枕」づくりと臨床研究に取り組む。今年1月にはこの枕が全国の整形外科医から治療道具の代替と認められ、28の医療機関と提携。各メディアでは枕と姿勢の重要性を広く訴え続けている。

 ○…東京女子医大を卒業後、先代の父・日出丸氏が営む「成瀬整形外科」へ。診療で問題点(症状の発見)と解決(改善)を繰り返す中、終わりのない作業に魅了されていった。2003年から日本初の特殊外来として枕外来を開設。座布団やタオルといった日用品で枕を作り、体形に即した枕が様々な症状の改善、予防につながることを臨床データから実証。学会では次々に論文を発表した。こうした地道な活動によって個々に合った枕づくりのための計測方法を確立。「患者に寄り添い続けた」親子の愚直なまでの研究が実を結んだ。

 ○…楽しみは「娘と温泉に行くこと」としながら、つい人々の姿勢に目を奪われる。水族館に至っては「研究の宝庫」。イルカのような哺乳類には特に目を輝かせ、動作を見ながら脊椎の変化、歴史的な進化に「やはり(人を含めた)脊椎動物には枕が必要」と思い至る。

 ○…「私、焦ってるんです」と胸の内を明かす。「睡眠姿勢革命」の礎を築き次代に繋ぐことが使命であり、大成できずに終われば「人類にとってマイナス」と危惧するからだ。昨年11月には枕一体型のオーダーメイドベッドの開発に成功。睡眠姿勢を見守る思いから地域限定のレンタル販売を開始した。人々の寝姿勢に対する意識を変えてこそ革命であり、その先には明確に患者、そして人類の笑顔を見据えている。「睡眠姿勢革命は1日にしてならず」。人々の正しい睡眠姿勢による心身の健康への期待を一身に背負い、尚も戦い続ける。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook