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相模原市民ギャラリーで10月から個展を開催する 柿澤 教幸さん 矢部在住 63歳

公開:2016年9月8日

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アートで人繋ぎ、輪つくる

 ○…市役所さくら通り、大凧、尾崎咢堂、圏央道、JAXA。相模原を舞台に繰り広げられる、現実と時空を超えた世界が描かれた作品60点を引っさげ個展を開催する。「自分よりすごい人はいっぱいいる。気が引ける」と当初は迷いもあったが恩師の「絶対やるべき。タイミングだから」との言葉に後押しされ決意。とにかく多くの人に観てもらおうと手製のポストカードで自ら宣伝に奔走した。

 〇…相模原生まれ相模原育ち。幼い頃からものづくりが好きだった少年は、東京大学法学部を卒業後、ホンダに入社。ユニークな製品の開発に力を入れ、実力主義を採用する社風に惹かれた。入社後は法務関係の業務に従事。他社に先駆けたコーポレートガバナンスへの取り組みなどに関わり、33年勤め上げ、57歳で早期退職。常に新しいことにチャレンジしようとする社風に影響を受け、仕事から離れた後の第2の人生を大切にする創業者の思いにも後押しされる形での決断だった。新たな人生では、敬愛する西洋の画家たちが墨を使った作品を発表していることに感銘を受けたこともあり、あじさい大学の水墨画コースに入学。今では油絵や日本画の世界へも足を踏み入れるアート三昧の日々だ。

 〇…ピアノや作詩もライフワークの一つ。どちらも第2の人生をスタートさせる準備をする中で出合った。ピアノは、春、秋、年の瀬それぞれのテーマでレパートリーを増やしているところ。十八番はベートーベンの「月光」。「第1楽章だけだよ」とはにかむ。

 〇…作品を発表する手段として自費出版やブログの開設も思案したが、作品を観に来た人と生の声で話したいと個展を選んだ。作品をきっかけに、様々な人と交流することで新たな関係性が生まれる。そのつながりが少しだけいつもの日常を面白くする。そんな力がアートにはあると信じ、地元・相模原でこれからもたくさんの輪をつくっていく。

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