伊勢原版 掲載号:2012年1月20日号
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障害者雇用を現場で学ぶ 中地区特別支援教育研究会・伊勢原地区が龍屋物産(株)を視察

工場内で勤務状況などを確認した
工場内で勤務状況などを確認した

 伊勢原市を含む5市町の特別支援学級の教職員が所属する「中地区特別支援教育研究会」。同会・伊勢原地区では1月10日、今後の教育に活かすために市内田中の食品商社『龍屋物産株式会社』(多田政弘代表取締役社長)の施設見学を行い、かながわ障害者雇用優良企業にも認証されている同社の障害者雇用制度などについて学んだ。

 この施設見学は、特別支援学級研究会が定期的に行っている勉強会の一環。昨年に引き続き行われたもので、市内企業を実際に見学することで、障害者採用・雇用の流れや注意点、就労の為に必要で身に付けさせておきたいことなどを実際の現場から学び、教育に役立てることを目的としている。

 当日は市内9小学校と1中学校から24人が参加した。伊勢原地区以外でも、各市町で同様の勉強会が行われているという。

 龍屋物産(株)は、市内でも積極的な障害者雇用を行っている企業。当日は2グループに分かれて、会社内を見学し、実際に働いている人たちに話を聞いた。

 参加した伊勢原小学校の木下悦子校長は「子どもたちの今後の就労を考える上で大変参考になった」と話す。また、同会幹事の三井優代さん(伊勢原小)は「なかなか行くことのできない現場を見ることができました。やらなければいけないことを考え、日々を大切にしていきたい」と話す。同会では、勉強会や合同学習を定期的に続けている。

かながわ障害者雇用優良企業

 龍屋物産(株)は、県が2010年から障害者雇用に積極的に取り組む企業のPRなどを行う「かながわ障害者雇用優良企業」に認証されている。

 同社では、30年以上前に障害者の実習を受けたことをきっかけに、現在では10人の障害者が勤務、常時2〜3人が実習に訪れているという。また、障害者雇用に3つの方針を設け、【1】健常者と一緒に仕事をする【2】将来の自立を視野に入れ、個々の資質に合わせた日課を作る【3】採用条件として、保護者の姿勢・考え方を重視し、会社と保護者の情報共有・一貫した指導。それらを中心に雇用を行う。

 同社には障害者雇用について視察・勉強するために、市内外の学校や企業が視察に訪れている。多田社長は「何も特別なことではありませんが、お役に立てるならと、視察等は受け入れています」と話す。

 今後は市内企業や行政、教育機関と連携して障害者雇用問題に取り組んでいきたいという。
 

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