伊勢原市民の有志で組織される「いせはら災害対策市民会議」(山口寿則代表)のメンバー11人が3月2日から5日、岩手県陸前高田市を訪れ、被災者が気軽に利用できる集会所「お茶っこスペース」の建設作業を行った。
いせはら災害対策市民会議は、東日本大震災をうけて昨年4月に発足。各種団体と協力しながら被災地支援をしていこうとの趣旨から、これまで岩手県の釜石市や大槌町でがれきの撤去作業などに協力してきた。昨年8月には陸前高田市で津波により流された倒木松を使い、被災者のためのベンチ作りなども行っている。
今回の支援活動は、市民会議の山口代表がこれまでの支援活動で感じた被災者同士のコミュニケーション不足を解消するため、被災者が気兼ねなく集まって飲食をしながらコミュニケーションや情報の交換などができる施設を建てようと企画された。
市民会議のメンバーは、昨年11月に日向の森林で間伐した杉の木をトラックに積んで現地入りした。現地では仮設住宅に暮らす地元の大工と協力しながら3日間にわたり作業を行った。メンバーが伊勢原に戻った5日の時点で施設はまだ完成していなかったが、残りの作業は現地住民たちで進められており、今月中には完成する見通しだ。
今後も定期的に
完成した集会所の広さは4m四方で高さ4mとなる予定。施設の名称にもなっている「お茶っこ」とは、現地の言葉でお茶を飲みながらおしゃべりするという意味。「現地周辺には公共の集会所もありますが、何かと利用制限がある。お茶っこスペースでは、気兼ねなくいつでも利用してもらいたい」と山口代表は話す。
今回の支援活動では、伊勢原の畑で収穫した大豆を使って地元住民と市民会議のメンバーが協力して味噌作りも行うなどして交流。味噌ができあがるのは半年から1年後になるという。 山口代表は今回の支援活動について「『被災地や被災者のことを忘れないでいてくれることがうれしい』と話す方もいた」と振り返り「今後も定期的に被災地を訪れたい」と話した。
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