「第55回全国学芸サイエンスコンクール」(主催/旺文社、後援/文部科学省・環境省)の受賞者がこのほど発表され、石田小5年の米田大晟(ひろあき)君が内閣総理大臣賞を受賞した。
全国の小中高生の研究や芸術、文芸の振興奨励と個性の育成を目的に毎年開催されているこのコンクール。サイエンス・アート・文芸・環境の4分野・13部門に、今年は全国から97,968点の応募があった。
米田君は昨年の夏休みに書いた作文を環境分野の作文・小論文部門・小学生の部に応募、173点の中から最高位の金賞に選ばれた。さらに全応募作品の中の最優秀作に贈られる内閣総理大臣賞も受賞した。
9万点を超える応募作の頂点に輝いた米田君の作文タイトルは「もどってこい、ジャコウアゲハ」。自身の体験をもとに、人間と他の動植物のあり方について思いをまとめた。
共生する世界を
米田君は2年生の時、近所の公園で黒い蝶・ジャコウアゲハが草に産卵する様子を見つけ、卵の一部を自宅に持ち帰って育てた。 ところが、しばらくして公園に行くと草は刈り取られていた。さらに翌年以降は、産卵時期になると草が卵と一緒にすべて刈り取られるようになり、ついにジャコウアゲハの姿は公園から消えてしまった。
そこで、米田君は草を公園に残してもらうよう、母親と石田小の細谷校長に頼んだ。公園管理局の理解もあって昨年からは一部の草が残されるようになったものの、いまだにジャコウアゲハの姿はない。米田君はジャコウアゲハが戻ってきてくれることを信じながら人間と動植物が共生できる世界を願っている。
作品を展示中
受賞について米田君は「とてもびっくりしています。クラスの友だちや先生がおめでとうと言ってくれてうれしかった」とコメント。母・早苗さんは「これからも自分で発見する喜びを大切にして学習に向き合ってほしい」と話した。
受賞作品は現在、科学技術館(東京都千代田区)の本館2階で4月5日(木)まで展示中。
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