草刈りで地域に恩返し (社)伊勢原建設業協会がボランティア
(社)伊勢原建設業協会(杉山茂会長・38社)は7月26日、伊勢原市内の道路脇や公園など18カ所で、毎年恒例となった草刈りボランティアを実施。会員企業から総勢で約100人が参加し、1日かけて作業を行った。
この草刈りボランティアは、同協会が地域住民からの要望を受けて1995年から毎年行っている地域貢献のひとつ。草が一番伸びる夏に合わせて実施され、今年で17回目を数える。
この日は朝から30度を超える真夏日となった。会員企業と同会青年部から集まった約100人のボランティア隊は5つの班に分かれて作業を開始。身の丈ほどに草が伸びきった場所で、メンバーは服の色も全部変わるほど汗をかきながら、草刈り機などを使ってテキパキと作業を行い、草刈り場所は終了後にはスッキリとした姿になった。
また、草刈り場所は、東名の側道沿いや高台の急斜面など、一般の人では作業が大変な場所も多い。市民からの要望で場所も年々増加しており、今年は18ヵ所で作業が行われ、合計6700平方メートルもの面積になったという。杉山会長は「今年も市内各所で綺麗に草刈りができました。日頃からお世話になっている地元に、これからも恩返しをしていきたい」と話した。
建設業協会は、地元建設業界の地域ネットワークとして1946年に発足。この草刈りボランティアだけでなく、市内の道路点検、総合防災訓練の手伝いなどの地域貢献を積極的に行っている。
また昨年の東日本大震災では、いち早くブルーシートなどを用意。被災地へ支援物資を搬送している。杉山会長は「緊急時に対応できるようにこれからも会員間のネットワークを強化していきたい」と話した。
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