市内の観光振興を目的に、観光客の誘致や観光業の促進などを行う「伊勢原市観光協会」が4月から一般社団法人となった。3月27日の設立総会では、新会長に大山観光振興会長の目黒仁氏が選任されたほか、2013年度の事業計画、事務所の移転などが確認された。
総会では、目黒会長のほか、副会長に東井克夫氏(市商工会長)、細屋近男氏(たかべや緑の里振興会長)、永井治子氏(比々多神社宮司)、小沼富夫氏(市商店会連合会長)の4人が選任された。
協会の職員として業務の中核を担う事務局長には、3月まで県の観光課長だった鍛治栄一氏が選ばれ、事務局次長にはこれまで17年にわたり観光協会に勤めてきた市川清美氏が就任。5月末まではこの2人で業務を進め、以降は臨時職員3人が加わる予定。
総会のあいさつで目黒会長は、神奈川県の「新たな観光の核づくり認定事業」に伊勢原市が認定されたことにふれ、「これまでのイベントの充実継続にくわえ、積極的な事業展開に取り組んでまいりたい」と意気込みを述べた。
設立から40年
観光協会は任意団体として1973年に発足。市長が会長を務め、これまで観光案内所の運営や公式HPを活用した観光ガイド、大山を舞台にしたヨガ体験教室など、さまざまな取り組みを通じて観光地・伊勢原を市内外にPRしてきた。
一般社団法人化により、協会はマスコットキャラクターの商標登録、酒類の販売、旅行業の資格取得などが可能となり、新たな事業展開や経済活性、さらには収益事業の強化による独立採算が期待される。
「市もバックアップ」
4月2日に行われた事務所の開所式には、高山松太郎市長、渡辺紀之県議、国島正富議長、武山哲副市長、小田急電鉄(株)の職員ら多数の来賓が出席した。
高山市長は「協会はこの事務所を拠点に新たな一歩を踏み出しました。さらなる観光振興に向けて市もバックアップをしていきます」とあいさつした。その後、市川事務局次長からは協会の概要説明もあった。
これまでの事務所は市役所2階の商工観光振興課内の一角にあったが、新しい事務所は20坪ほどの広さ。室内は黒を基調としたデザインで、窓の外には駅北口の鳥居が間近に見える。鍛治事務局長は「室内は明るく広く、立地も申し分ない。しっかりと伊勢原の観光振興のために仕事をしていきたい」と話している。
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