伊勢原市役所の正面玄関から子ども科学館方面にかけて、歩行者専用通路が今年9月をめどに完成する。通路設置の背景には、伊勢原協同病院の移転に伴う、市役所駐車場の有料化の動きがあるようだ。
3月22日に行われた市議会定例会の一般質問で前澤良二議員(公明党いせはら)が、協同病院移転に伴う市役所駐車場の有料化について質問。山口譲行革担当部長は、目的外利用者への対策として駐車場を有料化する方針を明かした。
病院は2014年9月ごろ完成する予定だ。その後は、市役所駐車場の混雑が予想されることから、市では混雑の緩和や安全面について対応を検討中。歩道を設置する計画は、こうした背景のもと進められている。
場内の歩行絶つ
歩行者専用通路は、市役所の駐車場内を通過する南北およそ50m(左図)。伊勢原駅から東海大学病院へ歩く場合、駐車場を迂回するより南側の通用口から場内を縦断した方が近道となる。このため、場内では列をなして歩く学生や病院利用者の姿が多く見られ、自動車との接触事故の危険が指摘されてきた。
市ではこれまで歩行禁止を呼びかける看板を設置したほか、市職員による声かけなどもしてきたが、改善は見られずこの問題は解決されないままだった。
今回の通路設置により、南側の通用口は閉鎖されるため、これまでのように駐車場内を通過することはできなくなる。なお、北側の通用口を閉鎖するかについては未定。
安全が第一
市総務部の山口芳夫担当部長によると、駐車場内で人身事故が起きたことは今までにない。「新しい歩行者通路をつくることで、病院の利用者や大学生の動線を変えて、事故がこれからも起きないよう努めたい」と山口部長。一方、駐車場の中を歩いて通学している東海大学看護学科の丹治梨香さん(1年生)は「近道なので残念というのが本音ですが、安全のためなら仕方ないと思います」と話す。
通路の設置工事は、今年6月から9月ごろを予定。工事費はおよそ1千万円。
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