文字で会話を助ける 印刷会社が聴覚障害者の会話ツールを作成
市内白根のカサハラ印刷株式会社(笠原浩社長)と厚木市船子のデザインプロジェクトNeoの増淵雄二さんは9月19日、共同で製作した聴覚障害者などと意思疎通を図るツール「コミュニケーションカード」300部を市に寄贈した。市ではカードを聴覚障害者協会や消防、民生委員児童委員などに配り活用する。
このコミュニケーションカードは、20年来の仕事のパートナーで友人でもある笠原さんと増淵さんが製作したもの。普段から話し合う機会も多く、東日本大震災などで聴覚障害者のコミュニケーションの大変さを聞き、「本当に必要とされ、世の中に残る印刷物を作りたい」と、今年4月にカード作りを始めた。
カードは開くとA3サイズになり、表に日常生活に必要なコミュニケーション項目、裏に緊急時に必要な項目を配置。五十音のほか、「手伝って」や「ありがとう」などをお互いが指で示すことによって会話をすることができる。ケースに付かないようにニスを塗るなど、印刷会社のノウハウを活かしたものとなった。製作には市障害福祉課に協力を受け、手話通訳者などの意見も取り入れている。また、8月24日の総合防災訓練で試作品を配布、参加した聴覚障害者や市民の声も反映させ完成したという。
高山松太郎市長はカードを手に取り「多くの人の役に立つように活用していきたい」と話した。カードは聴覚障害に関わる団体や消防などに配られ、聴覚障害者との意思疎通に利用される。笠原さんは「このカードが絆となって、みんながコミュニケーションを気軽にとれる社会になってほしい」と話した。
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