熱中症 涼しくても油断禁物 救急搬送すでに3件
梅雨入り前の5月から今月4日までの間に、熱中症が原因とみられる救急搬送が伊勢原市内で3件発生している。昨年、市内では猛暑の影響により過去5年間でもっとも多い搬送件数を記録。「『今年は涼しいし、私は大丈夫』という考え方は絶対だめ」と市消防本部は警告する。同本部の倉田広志救急救命士に注意点や予防法について聞いた。
消防本部によると、今年最初の熱中症による救急搬送は5月18日。畑仕事をしていた80代女性が意識を失った。市が計測したこの日の最高気温は夏日に届かない23・2度だった。
2件目は5月31日。60代女性が歩行中に倒れた。3件目は7月2日、自宅でエアコンのない部屋にいた30代女性が熱中症になり、自力で動けなくなった。
これらのケースについて倉田さんは、「気温がそれほど高くないから大丈夫、若い世代は安心といった認識が間違いであることの裏付け」と指摘。正しい知識と予防法を身に付ける大切さを強調する。
10月以降も注意
熱中症は、高温多湿の場所で身体の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節がうまくできなくなった際に起こる。筋肉痛や大量の発汗、吐き気、ひどい場合は意識障害も引き起こし、昨年は市内の80代女性が亡くなっている。「そこまで暑くないと思っても湿度が高ければ要注意。梅雨の時期や10月以降だって気は抜けません」と倉田さん。
対策は?
では、どうすれば発症を防げるか。
「こまめな水分補給と、暑い場所を避けること」。救急救命士の言葉はシンプルだ。倉田さんは続ける。「『自分も熱中症になるかも知れない』と、皆が強く意識すること。これが何よりの予防法です」。
熱中症に関する情報は市のHPでも公開されている。
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