大山街道沿いの宿坊や周辺の店先に、色鮮やかなざる菊が並んでいる。これは大山観光振興会(目黒仁会長)と(公財)市みどりのまち振興財団(廣田悦男理事長)が観光客をもてなそうと企画した試み。公民館や小学校、あたご滝など飾られている場所はさまざまで、振興会の目黒会長は「秋の大山を散策しながら菊を楽しんでほしい」と話している。
目黒会長によると、ざる菊が並んでいるのは大山新道沿い、伊勢原カントリークラブ近くから大山ケーブルへ続く道中の宿坊や施設など。公道上に菊を置くことはできないため、歩行者から見えるいたる所に黄色、赤、ピンク、白の4色が顔をのぞかせている。ほかにも、大山阿夫利神社下社には約200鉢が並び、参詣者や登山客を癒している。
「あそこにもあるかも」、「こんな所にもあった」という遊び心もこの企画の特徴で、菊は軒先の細い路地など見過ごしてしまいそうな場所にも置かれている。
見ごろは11月中旬ごろだが、すでに満開の菊も多く、界隈では足を止め写真を撮る観光客の姿も見られる。
定着めざす
きっかけは1年ほど前。総合運動公園内の畑でざる菊を栽培している財団と、観光PR策を模索していた振興会との間で「訪れた人を菊で出迎えよう」という話が浮上した。
振興会では、購入した1千鉢を10月20日から地元の各店に配布。地域の協力を得ながら菊の設置が進められてきた。
もともと大山地区では、地元愛好家による菊まつりが毎年11月に開催される。今回の企画は祭りに先がけて行われることから、「菊を思う存分楽しんでいただくシーズンになってくれれば」と目黒会長。
振興会と財団では、来年以降もこの企画を継続し、国際観光地大山の定番イベントにしていきたい考え。 目黒会長と同様、財団の廣田理事長も「企画が無事成功し、来年以降も実施できればうれしい」と意欲をみせている。
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