能満寺(松本隆行住職/三ノ宮)の檀家役員15人が11月15日、寺の北側にある農道の舗装作業を行った。「大切な道路を自分たちで守ろう」とボランティアで汗を流し、4年間にわたった作業がこの日、完結した。
農道72号線と呼ばれるこの道は、全長約200mで、道幅約2・4m。田畑に囲まれたあぜ道で、地元に暮らす人たちに古くから利用されてきた。舗装が始まったのは今から4年前。能満寺の周辺に道路が少ないことや、寺の近くにある三ノ宮橋が老朽化で通行止めになっていることから、緊急時のう回路を確保しようと有志が集まった。
伊勢原市では、道路や水路など公共性の高い施設を地元の人たちの手で修繕する場合、セメントや砂利など必要な材料が無償で支給される仕組みがある。
檀家役員たちはこの制度を活用して2011年10月から作業を開始した。毎年40〜50mほどのペースでコンクリートの道を仕上げていき、今月15日には残った約50mの舗装を実施。6時間かけて土の上にセメントを流し込み、これですべての作業が完了した。
参加した長島善宣さん(64歳/三ノ宮)は「誰かがやらねば、という思いで続けてきた」と4年間を振り返った。「奉仕 能満寺役員 世話人一同」と、毎年道路に記してきた松本住職は「たくさんのご協力に感謝」と述べ、「みんなの道路として親しまれてほしい」と話した。
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