焼きそばやコロッケなどを振る舞う組合員たち
厚木市七沢の障害者支援施設「七沢学園」（赤司伸吾園長）で９月23日、地域交流を目的としたバーベキュー大会が開かれた。これは「伊勢原飲食店組合」（天野保組合長）が企画し、初めて開かれたもの。
七沢学園には知的障害のある児童や成人およそ90人が暮らしている。今回の催しには、学園の利用者に社会とふれ合う機会を持ってもらおうと、伊勢原飲食店組合に加盟する27店舗が協力した。
当日、園内のグラウンドでは飲食店組合のメンバーが焼きそばや豚汁などを調理。「たくさん食べてください」と声をかけ、一人ひとりに料理を振る舞った。
この日は、伊勢原市の日向地区で飲食店組合主催のコスプレイベントが行われていたこともあり、アニメのキャラクターにふんしたコスプレーヤーたちがサプライズで登場。利用者たちと笑顔で交流する一幕もあった。七沢学園の赤司園長は「真心こもったおいしい食事と楽しい交流に感謝です」と話した。
組合長の天野保さん（63歳）は、七沢学園で働く知人を通じ、20年ほど前から利用者との交流を続けてきた。これが縁で天野さんは今回のバーベキュー大会を企画。組合員たちもこれに賛同し、開催に至った。
「組合員の皆さんの協力で楽しく有意義な一日になったと思います」と天野さん。今後も組合として社会貢献活動に力を入れていく方針を語った。
コスプレーヤーが会場を盛り上げた
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