伊勢原市は、市内岡崎の竹園小学校に「放課後子ども教室」を10月27日から開設する。市内では伊勢原小学校、石田小学校に続き3カ所目。放課後の子どもたちの安全な活動場所として、今後多くの利用が期待される。
「放課後子ども教室」とは、2007年から国が推進している事業。放課後等に子どもたちの安全な居場所をつくるため、地域住民の協力で文化・スポーツ活動などを行う取り組み。共働き家庭の児童を対象とした児童コミュニティクラブを預かりの場とするのに対し、放課後子ども教室は「活動の場」とされている。
同教室は、2013年に伊勢原小、15年に石田小に開設されており、今回の竹園小が市内3カ所目。対象は実施校の1〜6年生で、参加は無料だが保護者の承諾が必要となる。教室はおよそ週に1回の実施。現在伊勢原小には約90人、石田小には約130人の児童が登録をしているという。
指導を担当するスタッフは、退職した教員などを含む地域住民で、各校10人程度在籍。教室のプログラムは市青少年課で作成した授業計画に基づいて行われ、英語を使ったゲームなどの学習からバドミントンなどのスポーツまで様々な内容となっている。
活動内では他学年の児童との交流の場も設けられており、学年を越えた友達づくりができることも魅力のひとつ。また、地域の大人の目が行き届いた場所で活動するため、保護者からは安心だという意見も聞かれている。
市青少年課では、今後も市内の小学校に徐々に開設していきたい考え。
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