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伊勢原版 公開:2017年6月30日 エリアトップへ

こども食堂 開設から1周年 1,811人が利用

社会

公開:2017年6月30日

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満員の食堂の様子
満員の食堂の様子

 市内伊勢原のだいろくコミュニティー広場・来るりんで開催されている「いせはらみらい・クルリン こども食堂」が6月で開設から1周年を迎えた。毎月2回の開催日には、会場に多くの親子連れが訪れ賑わいをみせている。主催する認定NPO法人「地域福祉を考える会」(宮森孝史理事長)に話を聞いた。

 子どもの6人に1人が貧困状態といわれる現在の日本。同法人では、心と体を育む「食」の面から、子どもたちを伊勢原らしい形で支援しようと昨年6月23日に第1回となる「こども食堂」を開設した。

 以来毎月2回実施され、1年間24回で1811人(うち子ども655人)が食堂を利用している。同法人の副理事長で食堂の運営を担う中台和子さんは「近隣からも多くのボランティアが集まってくれ、多くの人に支えられて運営しています」と話す。食材などは寄付によるものが大半で、なかには匿名で福島県など遠方から送ってくれる方もいるそうだ。

 1周年となった6月22日の会場には、100人を超える利用者が訪れた。この日のメニューは1周年を記念したホワイトシチューにスイカのデザート。食堂は開店とともに満席に、利用者はみな笑顔で話を弾ませながら食事を楽しんだ。利用者のひとりは、友人家族と同所を利用。「子どもたちが友達と楽しみながらご飯を食べられる」と話す。

 また当日は産業能率大学の学生もボランティアとして配膳などの作業に参加。3年の塩澤侑奈さんは「前から知ってはいたが、実際に来てみて分ることが多い。また参加したい」と話した。

 中台さんによると、食堂の利用者は、貧困だけでなく孤食の高齢者や、仕事帰りの家族なども多いという。「多くの方々に利用していただき、子どもを中心にいろいろな方が関わる場所になってほしい」と中台さん。

 こども食堂は原則、第1火曜と第3木曜日に開催。費用は大人300円・子ども100円。こども食堂に関する問い合わせは同会/【電話】0463・95・6665まで。

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