認知症の人やその家族、地域の専門家らが情報交換を行う「オレンジ(認知症)カフェ」。全国で広がりを見せる中、市内でも今年度4回開催されることに。4月19日に初開催されたカフェを取材した。
オレンジカフェは認知症の人やその家族、介護・福祉の専門家が集い、情報交換や催しを通じて交流する場所。厚生労働省が2015年に策定した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)で設置が推奨され、全国に広がりを見せている。認知症サポーターの証であるオレンジリングから「オレンジカフェ」と称され、家族の介護負担の軽減や認知症症状の早期発見・治療に繋げることも目的になっている。
2千人が認知症
市介護高齢課によると市内の65歳以上の高齢者は2万5546人で、そのうち認知症の人は2054人(17年4月現在)。市内でも高齢化に伴い認知症の人の増加が予想される中、介護家族から市や地域包括支援センターに、交流場所の開催を要望する声が増えてきたことから、昨年度試験的に中央公民館などでカフェを2回開催。参加者から「ほっとできた」「出掛ける場所が出来て良かった」などの声があり、今年度市内4地区の地域包括支援センターが主催し開催することになった。
4月19日に中部地域包括支援センターに隣接する「だいろくコミュニティ広場来るりん」(市内伊勢原)で開催されたカフェには、認知症の人や家族、ボランティアなど約20人が参加。おやき作り体験や体操などを通じ交流した。
参加した80代の男性は「有意義な時間を過ごせた。(おやきを)妻に作りたい」と話していた。
市介護高齢課は「これがモデルケースになり、市民主導で地域に開催する動きが広がれば」と話している。
今後は7月に東部、10月に南部、来年2月に西部の各地域包括支援センターで開催が予定されている。
問い合わせは市介護高齢課【電話】0463・94・4711へ。
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