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市教委 新たに2件を指定文化財に 石雲寺の印判状と宝城坊の木造坐像

文化

掲載号:2018年11月9日号

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北条幻庵の印判状
北条幻庵の印判状

 伊勢原市教育委員会は10月23日付で、雨降山石雲寺(清水義仙住職)の古文書・北条幻庵印判状(ほうじょうげんあんいんばんじょう)と日向薬師宝城坊(内藤京介住職)の木造賓頭盧尊者坐像(もくぞうびんずるそんじゃざぞう)を新たに市指定文化財とした。

 市指定文化財は文化財のうち特に重要なものを厳選し市が指定・保護する制度。強い規制と補助金による保護が行われる。

 「北条幻庵印判状」は天保12(1543)年に小田原北条氏が領国の相模、武蔵、伊豆国で行った検地の一環で発給したと考えられている印判状。文書には北条早雲の四男である幻庵が石雲寺に税や労働を課すことを禁じ、寺域に立ち入り竹などを伐採する違法行為を働く者がいたら報告するよう命じている。

 小田原北条氏の印判には通称「虎の印判」と呼ばれる印が用いられているが、同文書には数少ない幻庵の私印が押印され、さらに初期の印判状として貴重であることから今回の指定となった。

 「木造賓頭盧尊者坐像」は本堂内外陣に安置されている木造坐像。1981年の調査では室町時代中頃の作とされてきたがその後の調査で鎌倉時代初期、12世紀から13世紀初め頃のものと考えられるようになった。同寺所蔵の中では、国指定重要文化財である木造阿弥陀如来坐像らとほぼ同時期に製作されたことになる。像をなでると病気が治るという「なで仏」の風習が広まり古くから「おびんずるさま」として親しまれてきた。

 同像は、県下に例のない鎌倉時代初期に遡る肖像彫刻であり、日向薬師の歴史上重要な位置を占める作品であることが指定の理由となった。

青い目の人形登録文化財に

 登録文化財は文化財を後世に継承するため指定制度を補完するもの。届け出制と指導・助言により保護される。今回、日米親善の目的で米国から贈られた大山小学校の「青い目の人形」と大山道の道標5基が登録文化財となった。これにより指定文化財は39件、登録文化財が4件となる。

「おびんずるさま」
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