伊勢原版 掲載号:2019年3月22日号 エリアトップへ

心敬の足跡 後世に 三ノ宮に記念碑を建立

文化

掲載号:2019年3月22日号

  • LINE
  • hatena
心敬塚顕彰碑の建立に携わった関係者たち
心敬塚顕彰碑の建立に携わった関係者たち

 室町時代の連歌師、心敬(しんけい)が晩年を過ごした市内三ノ宮の心敬塚の近くに、記念碑が建立され、3月16日に除幕式が行われた。「心敬の足跡を後世に伝えよう」と、伊勢原連句会(大津博康会長)や比々多観光振興会(永井治子会長)が中心となって準備を進めてきたもので、当日は会員や地域住民らが集まり、完成を祝った。

 心敬は、大山山麓にあった浄業寺(市指定文化財史跡)で、晩年の4年間を過ごし、終焉を迎えたとされる。心敬がよく訪れていたという、三ノ宮地区の丘を地元では古くから「心敬塚」と呼び、心敬を祀る地として守ってきた。

 記念碑建立の計画は、昨年亡くなった元教育委員長、堀江政伸さんが発案。2017年夏ごろに堀江さんが比々多観光振興会の副会長、石川節治さんに声をかけ、ほどなく伊勢原連句会の大津会長と、前田明夫副会長が準備に加わった。記念碑は、市教育委員会や地主の田中光哉さんの協力もあり実現したという。

 記念碑が建立されたのは、県企業庁三ノ宮低区配水池(三ノ宮655)付近。心敬塚にもほど近く、高さ1・2mの石碑が中心に建つ。心敬直筆の歌や、堀江家の綴連歌を彫った碑、市の観光案内版も設置。日向の(有)秋山安太郎石材(秋山良次代表取締役)が施工した。

 除幕式当日は、約30人が出席。神事の後に、堀江さんの妻、昌代さんと田中さん、鍛代英雄教育長、伊勢原連句会主宰の近藤蕉肝さんが幕を引き、記念碑がお披露目された。

 連句会の大津会長は「堀江先生の遺志を継いで、記念碑が建立できたことをうれしく思います」と話した。比々多観光振興会の永井会長(比々多神社宮司)は、「一つの歴史文化の掘り起こしができたので、これからも地域の発展につなげていけたら」と語った。

連歌中興の祖

 市教育委員会によると、連歌中興の祖といわれる心敬は、1406(応永13年)に紀伊国に生まれた。応仁の乱を避け、関東へ下向し、太田道真・道灌父子と親交を結んだ。

 心敬塚では大山や江ノ島などの景色を見ながら、都や故郷を偲んだと考えられ、「遠海をみどりによする夏野かな」の一句を詠んだとされる。享年70歳。

伊勢原版のトップニュース最新6

あすから市民文化祭

あすから市民文化祭 文化

11月9日まで 26団体参加

10月11日号

三浦尚文さんが初優勝

全日本マスターズ

三浦尚文さんが初優勝 社会

走幅跳65〜69歳クラス

10月11日号

防災音頭を披露

防災音頭を披露 社会

10月6日 大原児童公園で

10月4日号

安全な食事介助を学ぶ

安全な食事介助を学ぶ 社会

講座でサポーター養成

10月4日号

匠の技術 マウスパッドに

竹内型材研究所

匠の技術 マウスパッドに 経済

サラサラ スルスルを追求

9月27日号

地元で初の世界防衛戦

谷山ジムBigbang

地元で初の世界防衛戦 スポーツ

11月3日 総合運動公園

9月27日号

「大山こま」の香合発売

「大山こま」の香合発売 社会

新たな名産に期待

9月20日号

あっとほーむデスク

  • 10月11日0:00更新

  • 8月9日0:00更新

  • 7月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

古代の歴史散策

参加者募集

古代の歴史散策

講演会と史跡巡り

10月20日~10月20日

伊勢原版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

伊勢原版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2019年10月11日号

お問い合わせ

外部リンク