伊勢原市の高山松太郎市長は2月26日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、市主催のイベントなど原則中止または延期する方針を示した。さらに「市民のみなさまにお願いしたいこと」としてメッセージを発表。人混みへの外出の回避など、感染の拡大防止への市民の協力を呼び掛けた。
市主催イベント中止の発表は、2月24日に政府が発表した「専門家会議の見解」や翌25日の「新型コロナ ウイルス感染症対策の基本方針」が決定したことを踏まえたもの。
市は25日に部長級会議を開催。市主催イベントの開催について協議した。26日に市民の安全を第一に考えるとともに、感染症の拡大を防止するため、市主催のイベントなどについて市の基準を定め、3月末まで原則中止または延期することを発表した。市の定めた基準は以下の通り。
【1】市主催等のイベント等(講演会・講座等を含む)は、原則中止または延期する。【2】イベント等以外の事業でも、不要不急の場合、対象が高齢者や妊婦などの場合、飲食を伴う場合は中止または延期を検討する。【3】期間は2020年3月末までとする(感染拡大が収束しない場合は延長)
また高山松太郎市長は26日、「市民のみなさまにお願いしたいこと」と題してメッセージを発表=左表に掲載。
風邪や発熱などの症状が出た際の対処方法などのほか、教育機関や企業など事業者に向け、集会や行事の開催方法の変更、リモートワークの推奨など、政府の専門家会議が示した見解にならって、市長が独自に発表した。市保健福祉部の担当者は「政府の感染症対策の基本方針には、専門家会議の見解にあった『感染拡大を防ぐために一人一人ができること』を示した内容が入っていなかった。市主催のイベント中止の決定とともに、そのことを市民に周知しなければいけないと考え、市長のメッセージとして発表した」と話した。
市主催イベントの中止情報は、市ホームページに順次掲載されている。
市内小中学校が臨時休業
市教育委員会は、2月28日、新型コロナウイルス感染症のまん延防止のため、市内の全小・中学校を3月2日から8日(日)まで臨時休業(休校)にすることを発表。2月27日の政府による発表を受けたもので、28日に各学校に通達した。市教委は「まず1週間の休業とし、卒業式などさまざまな課題を学校と相談しながら、期間延長も視野に入れている」と話していたが、3月4日になり25日(水)まで休業の延長を発表。合わせて、5日から小学校の1・2年生の児童や特別支援学級在籍の児童で、日中保護者が仕事で不在にし、他の預かり場所がない家庭に限り学校で受け入れることを発表した。(午前8時半から午後2時、土・日曜、祝日と卒業式が行われる日を除く)
市内の私立幼稚園も3月2日、3日から臨時休園。同幼稚園協会の佐伯妙有会長によると、保護者が仕事で園児の預け場所がない家庭に限り、園で預かる方針だという。 【3月4日起稿】
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