地域活性化を目的に新名物の開発に取り組む、伊勢原うまいもの遺産創造委員会(柏木貞俊会長)はこのほど、「新型カキノタネ 日産自動車監修」と「大山詣り豆腐」の2商品を開発し、6月25日に市役所で完成報告会を行った。柏木会長は「地元事業者の技術の結晶。一生懸命販売をしていきたい」と意気込みを話した。
うまいもの遺産創造委員会は、市が推進する「日本遺産のまち 伊勢原うまいものセレクト」と並行して、日本遺産を生かした地域活性化を目的に、地元の事業者を中心に2018年に結成。昨年は茶加藤と柏木牧場、横濱ハーバーで知られる、ありあけの3社が共同開発して、「大山阿夫利246生乳茶菓」を第1弾として発表。今回は第2弾としてカキノタネと豆腐を開発した。
日産の名車23車種採用
カキノタネは、市内田中の食品メーカー、龍屋物産と、日産テクニカルセンター(厚木市)がコラボレーションして開発したもの。スカイライン2000GT―R(ハコスカ)やフェアレディZなど、日産の歴史的名車23車種と、地元伊勢原の大山をかたどった計24種類のデザインを採用。
日産のデザイナーがカキノタネのフォルムと3種類のパッケージデザインを担当し、生地を抜く金型は、日産総合研究所の技術者が最新技術を駆使して作り上げた。龍屋物産の商品部部長、高橋範行さん(43)は、「お子様からご年配の方まで楽しめるよう、トウガラシを通常の2分の1にして、マイルドな味わいにしている」と話す。デザインを担当した日産グローバルデザイン本部の杉野元さん(46)は、「ドリンクホルダーにも入るので、ドライブのお供として召し上がって頂けたら」と語った。
商品は7月7日(火)に発売開始予定で、税込み500円。伊勢原駅北口の観光案内所や、柏木牧場、大山ケーブル駅の売店などで購入することができる。
伊勢原産大豆100%使用
大山詣り豆腐は、市内岡崎の米谷豆腐店が開発。伊勢原産の大豆を100%使用した。豆乳の濃度を高くし、少し軟らかめにすることで、舌触りがなめらかに仕上がったという。大山詣りをモチーフにしたパッケージのデザインは、市観光協会の職員が担当した。
製造者の米谷政久さん(56)は、「津久井在来の個性が出た豆腐に仕上がりました。ぜひ、やっことしてそのままお召し上がりください」と話している。
商品は希少な伊勢原産大豆を使用しているため、毎月第2・4土曜日、日曜日の生産数量限定販売。同店や市内スーパー2店舗などで7月11日(土)から販売を予定している。税込み324円。
売上げの1%文化財に還元
また、この日は伊勢原うまいもの遺産販売収入文化財還元制度の寄付金贈呈式を実施。「大山阿夫利246生乳茶菓」の年間売上げの1%にあたる、20万1438円が、ありあけの堀越隆宏代表取締役社長から高山松太郎市長に手渡された。
寄付金は伊勢原市の文化財の保護や周知のために活用される。
伊勢原版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>