環境月間の6月、全国でさまざまな関連事業が行われ、伊勢原市では、将来に緑豊かな自然を残していくため、市内小・中学校と連携して児童生徒らに環境学習を実施。市の自然環境との共生への取り組みを取材した。
市は将来を担う市内小中学生に、特定外来生物に対する理解を深めてもらうため、講義や防除の実践を合わせた環境学習を実施。昨年度は大山小学校の6年生がオオキンケイギクを含めた特定外来生物について学び、総合運動公園で被害を防ぐために、進入の防止や個体数を管理する防除と、適切な処分方法を実際に体験した。今月も大山小、伊勢原中の児童生徒に環境学習が実施される予定。
市内で確認できる特定外来生物
オオキンケイギクは北米原産で5月から7月にかけて黄橙色の花をつける。河川敷や道路に大群落をつくり、在来生態系への影響が危惧されている。市環境対策課の担当者によると、今のところ既存生態系等への被害は確認されていないが、将来的に被害が出る可能性もあるという。ほかにもアライグマが市内で確認され、市農業振興課によると、農業被害が報告されているという。
指導員が出張で講座
市では、自然環境に関する意識向上、普及啓発などを目的に、市民団体や自治会、学校などが開催する環境学習の場に、専門的な知識や経験のある指導員を派遣する、環境学習指導員派遣事業を実施。現在個人2人と4団体が登録し、小学校などで環境学習を行っている。同課の担当者は「種類や防除の方法など、特定外来種について間違った認識をもたないよう啓発を継続する。今後も環境学習を通じ、自然環境を考える機会が広がってほしい」と話す。
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