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伊勢原版 公開:2012年11月9日 エリアトップへ

東高森団地 高齢化もなんのその 節目の40年 さらなる結束誓う

社会

公開:2012年11月9日

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さまざまなアトラクションが会場を盛り上げた
さまざまなアトラクションが会場を盛り上げた

 市内高森にある東高森団地が、今年竣工40周年を迎えた。11月3日には記念式典が開かれ、住民およそ300人(主催者発表)が参加した。住民の高齢化など団地が抱える課題は住民相互の結束により克服しているようだ。

 東高森団地は4万8千平方メートルの敷地内に22棟が並ぶ日本住宅公団(現・UR都市機構)の分譲住宅。1972年竣工、市内の大規模集合住宅のなかでも長い歴史をもつ。現在は、約550世帯に1030人が暮らす。

 東高森団地自治会の斉藤勇会長によると、住民の30%以上が65歳の高齢者だという。団地では一昨年の2月に住民有志が「お助け隊」を結成し、20人のメンバーが一人暮らしの高齢者宅などを訪れ、ゴミ出しの手伝いや話し相手を買って出ている。助け合いの精神で始まったこの取り組みは、「孤独死」を防ぐ対策の一環にもなっているという。

 「団地の高齢化が止まらない。住民相互の連帯感を強めることが非常に重要」と斉藤会長。団地ではほかにも、マージャンやカラオケ、ウォーキングといったサークル活動も行われており、定期的に集会所などに集まり、住民同士で楽しい時間を過ごしている。

 「活動や催しを通じて隣近所としっかりコミュニケーションが取れているのが魅力です」。マージャンクラブのメンバーである大和田庸一さん(88歳)はこう話す。現在、大和田さんの娘夫婦、孫夫婦も団地を購入。3世代で団地に暮らす。

 3児の母である田中絵美子さん(31歳)は自身が11歳から21歳まで団地に暮らした。結婚後も「住民の皆さんは温かく子どもを安心して育てられる」と考え、団地での生活を決めた。

 現在、50近い空き家があり、住民もピークより200人ほど少ない。斉藤会長は「高齢化と言ってうつむくのではなく、今日、明日を楽しく盛り上げることが大切」とし「今まで以上に皆で手を取り合い結束を強めていきたい」と今後の抱負を語った。

市長も出席

 式典では、高山松太郎市長をはじめ多くの来賓が駆けつけ、住民たちと40周年の節目を祝った。団地に住む子どもが多く所属する、日本空手協会高森支部による空手道演武や、地域のサークルによるマジックショーやフラダンスなども併せて行われ、式典に花を添えた。会場では、豚汁や焼き鳥、綿菓子、宝くじなどの模擬店も自治会役員たちによって出され、お祭り気分を盛り上げていた。
 

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