平和の尊さを語り継ぐ「平和のつどい」(主催/伊勢原市)が8月23日(日)、市民文化会館で午後1時から開催される。平和の旅に参加した中学生たちの発表をはじめ、東海大生が制作したインタビュー映像の上映なども行われる。参加自由。
「平和のつどい」は、戦争の悲惨さを市民に伝え、記憶を風化させないために1987年から行われている。市は93年に「伊勢原市平和都市宣言」を制定し、様々な平和事業を通して恒久平和を訴えている。
当日は伊勢原市平和都市宣言を朗読した後、午後1時25分からは「ヒロシマ平和の旅」の参加者たちによる体験発表が行われる。市では毎年、平和作文コンクールで選ばれた市内の中学生で「中学生ヒロシマ平和の旅派遣団」を結成。今年も選ばれた8人が8月5日・6日に広島へ。現地で被爆体験講話を聞き、平和記念式典へ参列するなど、戦争の悲惨さを肌で感じてきた。団長として参加した大石龍哉君(中沢中3年)は「核兵器の恐ろしさ、平和の尊さを学んだ2日間だった。感じてきたことを平和のつどいで多くの人に伝えたい」と話す。
戦争体験インタビューや史料展
戦後70年の節目を迎え、平和の尊さを後世へ伝えるための平和祈念事業として戦争体験インタビューも午後2時20分から上映する。この映像は、東海大学文学部広報メディア学科の学生たちが半年間かけ、伊勢原ゆかりの戦争体験者6人に話を聞き、制作したもの。インタビューは「伊勢原」・「戦争」・「生活」を軸に行われた。若い世代には知られていない戦争体験の声を聞くことができる。
また、会場では伊勢原市遺族会による関連イベントも行われる。映画会「あゝひめゆりの塔」は同日午前10時から上映。「平和史料展」は平和のつどいに先立ち21日(金)から3日間行われる。ここでは遺族会が所持している軍服や写真、日用品など戦時中の生活を伝える史料を展示する予定。
「平和のつどい」を担当する市市民協働課では「戦争を体験した人が減っていき、戦争を知らない世代が増えてきている。記憶を風化させないためにも、特に若い世代の人に足を運んでもらい、平和の尊さを後世に語り継いでいける存在になって欲しい」と話す。
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