伊勢原市は、11月21日に市内鈴川の濱田精麦株式会社(濱田光子社長)と「災害時における食料の供給に関する協定」を締結した。食料提供に特化した協定の締結は今回が初めて。これにより大規模災害発生時、避難者に食料が同社から供給される。
市では、災害発生時の円滑な応急対策を図るため、これまでに避難施設や土木・建築、医療など様々な分野の85事業所と41件の「災害時協力協定」を締結してきた。今年2月には伊勢原グリーンパレスホテル、4月にチガサキレンタル株式会社などと締結している。
今回の協定は、食料の供給に特化したもの。避難所生活が長期化した際、同社が製造するパックご飯や乾麺の流通在庫が、支援物資として届けられる。在庫数に変動はあるが、最大でパックご飯約1万8000食、乾麺2400袋を供給することができるという。
これにより、避難所でのメニューの多様化や、適温で栄養バランスのとれた食事をとることが可能になるほか、そしゃく力が低下している高齢者などに配慮した食事も提供できるようになる。
濱田社長は「全国で災害が起こっていて、自分たちがいつ被災者になるか分からない。それぞれの立場でできることとして協力していきたい」と話す。
18日に防災講演会
また、市では災害時協力協定の締結と並行し、地域防災力を高めるための自主防災育成事業として自治会における防災リーダーの養成などを進めている。
事業の特別企画として、12月18日(日)には総務省消防庁災害伝承10年プロジェクトを活用した防災講演会が市民文化会館で開催される。午後2時から3時半まで。東日本大震災で被災した武蔵野美和氏を講師に迎え、巨大地震に備えた「地域防災力」を考える。
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