子どもと一緒に遊ぶ母親ら
「つどいの広場いせはら」が10月14日に、市内桜台の大原保育園内にオープンした。子育て中の保護者が子どもと一緒に遊びながら息抜きや友だち作り、情報交換できる場所として「なるせ」「ひびた」に続く３カ所目。
「つどいの広場」は、未就学児の親子を対象に、市が「市内中学校区に１拠点」の設置を目指して、１９９９年に市役所分室に子育て支援センター「フリースペース」を開設したのがはじまり。２０１０年に旧石田西集会所に「つどいの広場として「なるせ」を開設。15年に比々多保育園内に「ひびた」を開設してきた。そのほかの地域については「子育て広場」として市内公民館などを巡回して開催している。各広場には保育士などの資格を有した市の臨時職員である「子育てアドバイザー」や、市の養成講座を受講した「子育てサポーター」が相談や親子遊びなどを行い、子育てにかかわる情報交換や仲間づくりの場を提供している。
今回新たに市の支援事業として委託された「つどいの広場いせはら」は、大原保育園（社会福祉法人大原福祉会）が２０１１年から保育所事業として実施した「保育サロン」の時間を拡充。同園の保育士や看護師などの子育て支援員が常駐し、毎週火曜・水曜・金曜日の午前10時から午後３時まで、利用時間内は自由に参加できる。同園の萩原敬三理事長は「保育士、栄養士、看護師が育児に関する相談に乗ります。少しでもお役に立てれば」と話す。
はじめて同広場を利用したという母親は「保育士さんがいるので子どもとの接し方が分かって良かった」「話を聞いてもらえて助かった」などと話していた。市子育て支援センターの担当者は「保育園なので、離乳食を見れたり、保育の様子を知ることができ、意味のある場所に開設できた。同世代の子どもと触れ合えるので気軽に寄ってほしい」と話す。
問合せは同センター【電話】０４６３・７４・５５５８へ。
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