藤沢版 掲載号:2011年3月25日号
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本町小の杉 門柱に 校舎改築工事で伐採された木を再利用

社会

森へ続くアプローチとなるヒマラヤ杉の門柱。年輪が数えられるように、透明な保護剤が塗られる予定
森へ続くアプローチとなるヒマラヤ杉の門柱。年輪が数えられるように、透明な保護剤が塗られる予定

 引地川親水公園と稲荷のふるさとの森を結ぶ散策路の整備が、藤沢市緑化事業協同組合らにより進められている。公園から散歩道に続くアプローチに先日門柱ができたが、実は本町小に古くからあるヒマラヤ杉だった。

 現在改築工事が進められている藤沢市立本町小学校。通用門から入って左手に電柱ほどの高さのヒマラヤ杉があった。この杉が新しい校舎にかかる位置にあるため、伐採が決定。処分場でチップにされる予定だったが、伐採を請け負っていた普川(ふかわ)活美さんは、「何かに活かせるのでは」と、引地川親水公園の整備をしていた組合の与安(よやす)貴さんに連絡。「こんな太い杉が材料になることはない。門柱にしたい」と改築建築工事請負事業者の大旭建業・西尾建設共同企業体に相談したところ「ぜひ活かしてください」の返事で、生まれ変わることとなった。

 この整備は、ふるさとの森づくりを推進している藤沢市みどりいっぱい市民の会が、「森からの下る道が、湧き水で滑りやすい」と、組合に依頼し、ボランティアで作業している。そのため、材料は組合員の持ち出し。与安さんは、「今は庭の広い家が少ない。石垣を作ったりする作業は、若い職人の研修の場にもなっている」と話す。

 ヒマラヤ杉の樹齢は、幹の太さから100年近いと組合では推測する。杉は乾燥に弱いが、同公園は湿り気がある土地なので、50年以上は残るという。

 散策路の整備は始まったばかりで、これから数年かけて行われる。普川さんは「自然が多い公園に、ヒマラヤ杉を残すことができてよかった」と話している。
 

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