地元で活躍する団体の発表や展示などイベントの中止、延期が相次いでいる。20周年記念公演を4月に控えていた女流和太鼓集団「しろやま鼓楽座」もやむなく延期を決定。今秋の公演を目指す。
「思いっきり練習したい」。先月24日、メンバー8人が大庭城山幼稚園近くの練習所に集まった。東日本大震災以降集まるのは2回目。1992年に同幼稚園のサークルとして創設されたしろやま鼓楽座は、4月23日(土)に、湘南台文化センターで20周年記念公演を予定していた。
地域の祭りなど、年間30回ほど公演を行う同座。昨年秋ごろから記念公演に向けての練習を始め、地震があったのはちょうど追い込みをかけていた時期だった。音を出せる大庭市民センターでの練習がままならず、4月の公演は断念した。
現在、座員は11人。多くは子どもが卒園した母親たちだ。20年前、太鼓は園のものが3張、演奏も1曲だったが、今では4種類約20張の太鼓に、神楽鈴やささらなど鳴り物も揃う。曲目も20曲ほどに広がった。
公演に向け練習を再開
これまでの歩みを「部活のようなもの。子育ては1人ではできない。仲間、先輩がいて、子育てから人生のことまで教えてもらった」とメンバーは振り返る。「老人ホームなどの施設で涙を流して喜んでくれると続けてきてよかったと思う」と創設当時のメンバーで座長の鈴木麻里さん。秋に向けて練習を再開していく。
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