東京国税局は2日、土地の評価基準となる路線価(2012年1月時点)を公表した。区画整理の完了に伴い、湘南C-X(シークロス)(辻堂神台1丁目・2丁目)の評価額が初めて明らかになり、最高額は辻堂駅北口交通広場付近の61万円だった。市内主要地域の評価額に大きな変動はなく、ほぼ昨年に近い水準となっている。
昨年までは路線ごとの評価額を定めず、個別の案件ごとに評価する「個別評価」だった辻堂神台1丁目と2丁目の「湘南C-X」。公表された路線価の最高額は61万円だった。
市内の最高路線価は、今回で20年連続となる藤沢駅南口広場通り(南藤沢1丁目付近)で、1平方メートルあたり112万円。そのほかの市内主要地域の路線価は、藤沢駅北口サンパール広場周辺で86万円、湘南台駅西口ロータリーは54万円、同東口ロータリーは53万円、辻堂駅南口ロータリー付近が41万円となっている。
藤沢駅南口広場通り2万円の下落
前年との比較でみると、市内最高路線価の藤沢駅南口広場通りは昨年の114万円から2万円下がって112万円。一昨年から昨年にかけても116万円から114万円に下がっており、2年続けて2万円の下落となった。
同地点の過去最高額は、1992年に公表された807万円。その後97年には240万円と急落し、2000年以降は緩やかな増減を見せている。
その他の市内主要地点の前年比は、藤沢駅北口サンパール広場周辺は1万円(約1・1%)減、湘南台駅前東口ロータリーも1万円(約1・9%)減で、辻堂駅南口ロータリー付近や湘南台駅前西口ロータリーには変動がなかった。
東京国税局が公開している「最高路線価の対前年増減率」によれば、藤沢市は県内で厚木と鎌倉に次ぎ、3番目に下落率が高かった。
※路線価は、相続税や贈与税の対象となる土地を評価する基準として、それぞれの道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額を国税庁が公表するもの。
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