10月に認可保育園が開設 全国初 国有地を(社福)に貸与
藤沢市柄沢に10月、新たな認可保育施設「湘南ひばり保育園」が開設される。同園は、運営する社会福祉法人が国から国有地を直接借り受け開所する施設で、全国でも初めてのケース。市も子育て支援・待機児童解消に期待を寄せている。
運営する社会福祉法人ひばり(藤沢市善行・井上晃一理事)は、1998年に設立、知的障害通所授産施設やグループホームなどを展開している。借り受けるのは柄沢地区の1597平方メートルの土地で、期限は50年間。保育所として活用することが条件になっている。
保育園は、建築面積1369・41平方メートルで鉄筋コンクリート造の2階建。定員数は140人。10月に開園を予定しており、現在入園者を募集している(問・市保育課【電話】0466・25・1111)。
井上理事は「待機児童の問題に取り組み、子育て支援事業として認可保育園を開設することにした。今後も地域に根差した社会福祉活動を展開していきたい」と話した。
開所に関わる藤沢市の助成予算額は2億8357万9000円、その内、神奈川県の「安心こども基金」から1億6973万6000円が助成される。
藤沢市の待機児童数は、4月1日時点で379人(国基準)で、前年同期に比べ125人増加している。市は、今後の保育需要増加の見込みから、認可保育園の定員拡大を図る考えを示している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|