藤沢市在住の書道家・武田双雲さん(37)が5月22日、文化庁から2013年度の「文化交流使」に指名された。7月末から8月末まで、ベトナムとインドネシアの学校などで、書道のワークショップやパフォーマンスなどを展開。両国の国民に直接書道に触れてもらうことで、交流を図っていく。また現地アーティストとの対談も実施し、メディア放送を通じて日本文化の普及も担う。
文化交流使は、世界の人々の日本文化への理解を深め、文化人同士のネットワークを形成、強化する目的で、03年から文化庁が行っている取り組み。今年は武田さんを含め、全国から8人の芸術家や文化人が指名された。
武田さんの抜擢の理由について文化庁は、13年に日本と交流40周年を迎えたASEAN(東南アジア諸国連合)諸国から、文化交流として書道を望む声があったため、若い世代に求心力を持ち、外国人に教えた経験も豊富な書道家として、武田さんに依頼したという。
武田さんは「ベトナムとインドネシアの人々には、調和を重視する文化や自然を愛する心の豊かさがあり、日本人と共通する部分があると思う。書道の良さを伝え、わかちあっていきたい」と抱負を語った。
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