平成25年建設事業関係功労者等国土交通大臣表彰が7月10日、国土交通省(東京都千代田区)で行われ、藤沢市から株式会社向進(こうしん)(湘南台)の水嶋正夫(まさお)代表取締役(64)が受賞した。長年に渡り宅地建物取引業に精励するとともに、関係団体として業界の発展に寄与したことが評価された。
表彰式は国土交通省で行われ、太田昭宏大臣から代表者に表彰状と記念品が手渡された。
同表彰は、建築業のほか、不動産業や建設業、都市計画、道路事業など9分野を表彰、水嶋さんは不動産業の分野で受賞した。「私がいただいていいのかな、という気持ち。恥ずかしいけど嬉しい」と照れ笑いを見せる反面、「なかなかもらえる表彰ではないので、とても光栄」と受賞の喜びをかみしめた。
同表彰は1949(昭和24)年から行われている。今回は、神奈川県から11人、全国から213人、5団体が受賞、その内、不動産業では3人が受賞している。
「より信頼される業界に」
水嶋さんは1980年、31歳で(株)向進を設立。「当時はそこまで多くはなかった」という不動産業に目をつけた。以来33年間、代表取締役として会社を守り続けてきた。その傍ら、宅建協会湘南支部の支部長、県宅建協会の常務理事や専務理事、副会長などの役員も務め上げた。
湘南支部の支部長に就任したのは2004年。「支部長になりたてのころは、様々な問題が山積していて最も大変な時期だった」と吐露。周りからは「よくこんな時期に引き受けたね」と言われたが、「大変な時期だったからこそ、やりがいも大きかった」と当時を振り返る。4期8年間に渡り支部長を務め、宅建協会の振興に尽力した。
県宅建協会は、今年4月に社団法人から公益社団法人へ移行。準備期間中、水嶋さんは財務委員長だったため、中心となって活動したという。「協会の節目に立ち会えてよかった」と話す。現在は、県宅建協会の相談役を務める。「今後はより信頼される業界になれるよう、まい進していきたい」と語った。
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