平和願い詩を朗読 善行中 3年生が思い綴る
藤沢市立善行中学校(大野寛武校長)の3年生が9月13日、1年生から取り組んでいる平和学習の集大成として、平和祈念詩朗読会を初めて開いた。修学旅行で訪れた広島で感じたことを綴った詩を生徒が披露した。
3年生はこれまで、3年間を通して総合的な学習の時間で「平和学習」に取り組んできた。1年生で被爆者の体験談を聞き、その後、世界の状況を調べ、意見文やパネルディスカッションなどを行ってきたという。その集大成として、5月に修学旅行で広島を訪れ、感じたことをそれぞれが詩に綴り、1冊の「平和祈念詩集」としてまとめた。この日は、生徒の代表20人が自身の詩を朗読し平和への思いを伝えた。
朗読会には3年生と保護者、教育関係者などが出席した。発表の最初に、紹介者が朗読者の人柄や詩を作ったきっかけなどを説明。朗読は、暗くした体育館で戦争や原爆、広島などのイメージ写真がスクリーンに映し出される前で行われた。
原爆ドームや慰霊碑、中学生の学生服、平和祈念公園など、詩は一人ひとりが印象に残ったことを題材に綴ったもの。静かな雰囲気の会場に生徒の声が響き渡り、発表後は大きな拍手が生徒に送られた。
最後に実行委員長の小川紗弥香さんが「私たちの平和学習はこれで終わりではない。これからも平和を望み、行動に移していきたい。心から平和を願う人になりましょう」と決意を語った。
大野校長は「卒業してからもそれぞれの道で、平和を祈念し、自分にできることを考え実行してほしい」と話した。
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