全国学力学習状況調査 表現力に課題 小学校 全国平均下回る
藤沢市教育委員会は12月藤沢市議会定例会の中で、文科省が小学6年と中学3年を対象に実施する「2013年度全国学力・学習状況調査」の結果を公表した。全国平均に比べ、全調査科目で小学校が下回り、中学生は上回る結果となった。
全国学力・学習状況調査は、教育指導の充実や学習状況の改善を目的に、文科省が07年度から実施しているもの。調査科目は、国語、算数・数学。基礎知識を問うA問題と、知識を活用する力を見るB問題に分かれている。
市では、4月に公立の小学校35校、中学校19校で調査を実施。全国平均に比べ市の平均正答率は、小学校で国語Aが3・1、国語Bが1・8、算数Aが0・5、算数Bが0・2ポイント下回った。また中学校では、国語Aが0・6、国語Bが1・5、数学Aが1・4、数学Bが0・8ポイント上回る結果となった。
市教委は「全調査科目を通じて、理解力については比較的できていたが、知識を自分なりに考え表現することが課題」と分析している。具体的には、国語では「基礎的・基本的な知識・技能の定着が不十分で、自分の伝えたい事柄を明確にして書くこと」、算数・数学では「事象を論理的に考えたり数学的な表現を用いて説明したりすること」に課題が見られたとしている。
今後の取り組みとしては、「若い教員も増えている。研修や学校訪問などで直接指導をしていきたい」と話した。
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