江の島湘南港本船岸壁と広鵜島周辺で5月27日、水難救助合同訓練が開催された。
この訓練は韓国珍島沖で発生した旅客船沈没事故などを受け、今後もさまざまな水難事故の発生が予測されることから、活動状況の共有化や広域連携活動体制の強化、水難救助技術・知識の向上を図ることが目的。神奈川県下消防相互応援協定や湘南東部の広域連携施策の覚書に基づき、横浜市消防局航空隊などの協力で実施された。
当日は横浜市と湘南3市1町の藤沢市、鎌倉市、茅ヶ崎市、寒川町の各消防局から約110人が訓練に参加した。各市町との無線交信訓練、ヘリコプターの機体誘導訓練、障害物や飛散物の警戒訓練、水上バイクによる救出搬送訓練などが行われた。
沖合でプレジャーボートが転覆、3人が海上に投げ出され、要救助者を救出する訓練では強風の中、本番さながらの緊迫感で実施。救助者の位置確認やヘリコプターによる救出、搬送など、スムーズな連携で行われていた。
これからの海水浴シーズンに向けて藤沢市南消防署では、「安全面では万全を期した体制で臨みたい。台風や波の高いときは十分に注意してほしい」と呼び掛けている。
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