4周年を迎えた市民団体「湘南藤沢文化ネットワーク」(宮田英夫会長)が、発足以来行ってきた「おとなの遠足」15回分の記録をまとめた冊子「湘南ふじさわ歴史文化めぐり”藤沢がわかる おとなの遠足”」を発刊した。3月7日には藤沢商工会館で発刊記念会も開かれた。
同ネットワークには、善行雑学大学や鵠沼景観まちづくり会など7つの団体と個人会員が所属。市内の歴史的建造物などを次世代に継承し、時代の流れに合わせた利活用を行うことを目的に活動している。今年度は(一社)神奈川県建築安全協会の社会貢献事業に対する助成も受けた。
冊子はA5サイズ、オールカラー100頁。4周年に合わせて発刊しようと、昨年6月から6人の編集委員が執筆にあたってきた。第1部では、2011年の発足から13年までの3年間に活動の一環として行う「おとなの遠足」で訪ねた市内の歴史文化の名所を、「藤沢宿を歩く」「片瀬海岸から境川沿いに古道を歩く」「湘南の丘の上のリゾート」「郊外歴史の回廊」の4章に分けて紹介。第2部では、活動紹介のほか、藤沢の歴史的建造物の現状やその魅力、保存・活用の問題点などにも触れている。
編集委員の1人、廣田邦夫さんは「藤沢の歴史文化に関する資料はこれまで断片的なものばかりで、まとまっているものがなかった。今回の冊子は全域を網羅し、保全や利活用まで突っ込むことができた」と充実感を滲ませる。
3月7日の記念会には、市民や関係者に加え、鈴木恒夫藤沢市長も駆けつけ、4周年と発刊を祝した。
冊子は「蔵まえギャラリー」(藤沢630の1)で閲覧できるほか、公民館などにも配布する予定という。
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