湘南管財企画(株)=大庭=の飯島邦光代表取締役が10月9日に藤沢市へ青色回転灯装備車(通称青パト)3台を贈り、市内全13地区への寄贈を完了させた。地域の安全を願い、私財を投じて8年をかけて思いを実現させた。
藤沢北防犯指導委員会指導員として長年防犯活動に携わっている飯島さんは、地域の防犯活動がより活発になればと、2007年から行政や自動車メーカーと交渉し、10年から毎年市内各地区へ順次青パトを寄贈してきた。寄贈車両は狭い住宅街でも小回りが利く、トヨタ自動車の小型乗用車に、青色回転灯やスピーカー、塗装などを特注で施したもの。これまでに寄贈した車両は各地区の市民センター・公民館に配備され、防犯関係団体がパトロールする際に活用されている。
受納式と出発式
10月9日にイトーヨーカドー湘南台店で行われた受納式には、各地区防犯協会や自主防犯パトロール団体のメンバーなどが集まった。今年は辻堂、片瀬、大庭の3地区にドライブレコーダーを搭載した車両が寄贈され、飯島さんから鈴木恒夫市長にレプリカキーが手渡されると、参加者から大きな拍手が送られた。
式の後には「全市一斉防犯パトロール」の出発式も行われ、自主防犯団体などが所有する車両を合わせた約40台の青パトが一斉に会場を出発、各地区の巡回パトロールを行った。
飯島さんは「地域への恩返しで始めた青パトの寄贈を達成出来てほっとした。講習を受ければ誰でも利用可能なこの青パトで、防犯活動がさらに盛り上がるきっかけになれば」と語った。
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