立石3丁目付近、「門山医院」裏手にある農園で夏の風物詩「ひまわり」が咲き、周囲を驚かせている。市民団体「湘南LETS」(原建之発起人)が管理する700坪ほどの農園に咲いたこのひまわりは、近隣の俣野小学校で昨年夏に栽培したひまわりの畑から持ち込んだ腐葉土から育ったもの。高さ約150cmで、農園内の中央で育った3本のうち1本が花をつけている。こぼれ種から発芽しても通常は初霜以降に枯れてしまうところ、暖冬の影響で例年よりも遅れた初霜を乗り越えて成長し続けていた。1月18日の降雪で萎れはじめ、現在は湘南LETSのメンバーが囲いを作って補強している。
農園内ではほかにも例年春先に収穫するイチゴがすでに実り、菜の花が咲き、大根や白菜などが巨大化するなど、暖冬の影響が随所で出ている。
原さんは「冬にひまわりが咲くなんて初めてのこと。10月ごろに芽が出た時、『どうせ育たないだろう』と思い込んで抜かないで良かった」と話した。
この農園は市内在住で日本大学国際関係学部元教授の寺田篤弘さんが、農業を始めたい人へ商売目的に使わないことを条件に土地を無償提供している場所。元小学校教諭の原さんは以前から寺田さんと親交があり、同団体を12年ほど前に立ち上げた。現在は50人ほどで管理や運営をしている。農園は一般開放されていない。
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