第69回神奈川県実業団駅伝が2月7日、山北町の丹沢湖周辺コース(5区間、29・8Km)で行われ、遠藤のプレス工業陸上部(藤田嘉監督)が、大会新記録となる1時間28分49秒で9年連続、12回目の優勝を果たした。
9連覇を飾った今大会は、若手がチームを引っ張るレース展開となった。先陣を切ったのは、高卒1年目の植松蓮選手。デビュー戦となる今大会で1区を任され、2位に15秒差をつける力走を見せタスキを繋いだ。大卒1年目の池田紀保選手は、3区を走り区間記録を14秒更新、続く4区の2年目、24歳の大西亮選手も後輩の頑張りに応え区間新記録でリレーした。
プレス工業は、全5区で区間賞を獲得し、大会新記録を樹立。完璧なレースで他チームを寄せ付けない強さを見せつけた。
上岡宏次コーチは「1区の植松がよく頑張り、チームに勢いをつけてくれた。連覇が出来、素直に嬉しい。若手の選手も順調に成長している。今回の経験を次のレースに生かしてほしい」と期待を寄せた。
恩返しの気持ちで
同陸上部にとって、県実業団駅伝は思い出深い大会だ。いわゆるリーマンショックなど世界的な不況のあおりを受け、陸上部の存続が危ぶまれた時期に、選手たちはこの大会で優秀な成績を残すことで、部を存続させようと練習に励んだという。上岡コーチは「その精神は、後輩たちに脈々と受け継がれている。県実業団駅伝は、プレス工業陸上部にとって、原点となる大会。選手たちは、恩返しの気持ちも込めて勝利を目指している」と話している。
同陸上部は、毎年元日に行われる全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)にも7年連続出場中。20位以内を目指している。
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