NPO法人 湘南ビジョン研究所(白石学理事長)は新プロジェクトとして、「(仮称)湘南ソーシャル系大学」の設立を目指している。開校は2017年春を予定しており、9月3日には、大学生や会社経営者、デザイナー、市職員など、10〜70代の市民有志約50人で構成される設立準備委員会が発足した=写真。
◇ ◇ ◇
ソーシャル系大学とは、学校教育法の定める正式な大学ではなく、地域の中に「学びの場」を創出しているコミュニティ。老若男女が分野を問わずに学べる場として注目を集めており、「シブヤ大学」「丸の内朝大学」「ジョウモウ大学」など各地で設立されている。
今回のプロジェクトは、同所副理事長の片山清宏さん(41)が発起人となって始動する。湘南のまち全体をキャンパスとして、体験型の学びを通じて、「誰もがいつでも学びチェレンジできる社会」の実現に向け、自由でユニークな大学を目指すという。
講義は毎月1回、第3土曜日(仮)に開催予定。受講生や時代のニーズに合わせた特徴あるカリキュラムを展開する。あらゆる世代が生涯にわたって学び続ける場とする方針だが、最初の2年間は20〜40代に向けた講義で、基盤を整える。大学の名称や講義内容、講師、入学・受講料などは、今後、委員会で決定していくという。法人化も視野に入れているほか、10年後には、延べ300講座、1万人の受講者を有し、行政や企業、国公私大学などと連携しながら、湘南の課題解決や人材育成に貢献していきたいとしている。
片山さんは、「多才なメンバーとともに、何かを始めたい人が集まるサードプレイス(第3の場)をつくりたい。湘南に住む人を幸せにし、街を良くする活動につなげられれば」と話す。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
藤沢版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>