地域住民が気軽に立ち寄れ、相談窓口としての機能なども備えた居場所「地域の縁側」。藤沢市では初めてとなる行政・企業・福祉が連携した地域の縁側事業「みんな・de・六会」が10月4日にスタートした。
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連携したのは縁側事業を主導する市と、日本マクドナルド株式会社のフランチャイジーとして市内外で19店舗を営む株式会社グッドイーティング(戸部喜弥代表取締役/藤沢)、社会福祉法人藤沢育成会(石川修理事長/弥勒寺)の3者。
(株)グッドイーティングは昨年、地域の縁側事業を行うための場の提供などを盛り込んだ「マルチパートナーシップ協定」を藤沢市と締結。同社から提供されたマクドナルド六会店の一角を使い事業を行う団体を市が公募したところ、同店近隣に複数の施設を持つ藤沢育成会が名乗りをあげ、審査を経て開所にこぎつけた。
実施は毎週火曜と木曜の午後1時から5時まで。店舗2階の一角に設けられたスペースには職員1人とボランティア2〜3人を置き、毎月プログラムを決めて小物作りや手作りおもちゃ体験などを行い、子育てや介護などの日常の悩み相談にも応じていく。
それぞれができることを
4日に行われた開所式では、関係者や地域の人たちを前に藤沢育成会の石川理事長は「地域の縁側事業は私たちの考えと合致した。親しまれ自由で闊達な場になるよう、運営していきたい」とあいさつ。グッドイーティングの戸部代表は同社設立以来、障害者支援を行ってきたことに触れ、「小さな積み重ねがあって今日がある。企業ではなく一夫婦の取り組みとして愛される活動をしていきたい」と話した。鈴木恒夫市長は「それぞれができることをして、支え合って頑張りたい」と語った。
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