「第17回全日本中学生女子ソフトボール大会神奈川県予選」が6月3日から11日までの3日間、綾瀬スポーツ公園などで開催され、六会中学校女子ソフトボール部が、初出場での優勝を果たした。同部は、8月に大阪で開かれる全国大会への出場権を手にした。
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県内21の中学校、クラブチームが参加した今大会。主催の神奈川県ソフトボール協会が出場希望校を公募し、市内からは同校のみが参戦した。
同部の泉嘉彦監督によると「優勝すれば全国大会で、他県の強豪校との対戦経験を積むことができる。部員たちの更なる成長につながるため、以前から参加したいと考えていたが、毎回体育祭やテスト期間などの時期と重なり、出場できずにいた。今年は日程の関係で参加することができた」と話す。試合では、部員それぞれが声援を掛け合い、投手の松永安未さんの力投や、攻撃陣のヒットエンドランなどで勝ち上がり、初優勝を飾った。
逆転で掴んだ 全国への道六会中
女子ソフトボール部
綾瀬市で開催された全日本中学生女子ソフトボール大会神奈川県予選に初めて出場した六会中学校女子ソフトボール部=写真。初戦では、長打力を誇る横山莉子さんが本塁打でチームに流れを引き寄せ、南生田中(川崎市)に8対1で圧勝。勢いに乗ったチームは、次戦で湘南ソフトボールクラブ(小田原市)を3対2で下すと、準決勝で昨年秋の県大会の覇者・大津中(横須賀市)との対戦に臨んだ。試合は投手の制球が冴え、1失点に抑えて4対1で勝利。決勝に駒を進めた。
光丘中(大和市)との決勝では、1回に2点を先制するも、その裏、投球時に投手の足がマウンド上のプレートから外れる反則「イリーガルピッチ」で進塁を許すなど、4失点し逆転される。1点差で迎えた4回表、ノーアウト満塁で打順が回った池田胡桃主将が、今大会初ヒットで逆転に成功。この回に7点を追加、5回表にも3点を加え、13対5で優勝の栄冠を手にした。
泉嘉彦監督は「部員のほとんどが中学からソフトボールを始めた。まだ課題は多いが、短期間で大きく成長してくれて嬉しい」と話す。
池田主将は「緊張感の中での試合が続いた。優勝できると思っていなかったので嬉しい。練習では良いプレーができず泣き出したり、下を向いたりしている子に積極的に声掛けするよう努力した。全国大会でも大きな声でチームを励まし、目の前の一戦を大切に勝ち上がりたい」と意気込みを語った。
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