藤沢市と市教委が主催の講演会「いじめ、『助けて』といえるために〜こころの居場所ってなんだろう?」が6月30日、藤沢市民会館で開かれた。「子どもたちの居場所」をテーマに、ノンフィクション作家でラジオパーソナリティも務める北村年子さんが講演。子どもから大人まで約170人が参加し、北村さんの言葉を受け止め、メモを取る姿も多くみられた。
北村さんは東京都中野区で起きたいじめ自殺事件で取材したエピソードを話し、地域の誰もが子どもの見守り役となることの重要性を説いた。「いじめは自尊感情が低いから起きる。愛の反対は無関心」と訴え、心の居場所がなくなり、孤立することがいじめの原因になるという。人は家庭や学校、地域などで自分の存在を受容されることで安心するものだと伝えた。
講義後は首を回したり、揺らしたりしながらリラックスする脳のトレーニングを行った。会場からは「気持ちが落ち着いた」「頭の中が整理された」など声があがった。
北村さんは「自分の子でなくても、道で会う人が親のような存在になれば子どもの心の居場所になる。自分に『生きているだけでありがとう』と伝え、自己尊重することが大事」と話した。
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