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日大のトルダ号、警察犬に 「捜索」など2種目で合格

社会

掲載号:2019年1月18日号

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嘱託警察犬となったトルダ号と福澤さん
嘱託警察犬となったトルダ号と福澤さん

 鋭敏な臭覚を活かし、犯罪捜査や行方不明者の捜索を支える警察犬。全国で、警察が直接飼育・訓練する「直轄犬」と民間で訓練された犬を委嘱する「嘱託犬」が活躍している。藤沢市でも、日本大学生物資源科学部動物資源科学科の准教授・福澤めぐみさん(41)とシェパードのトルダ号が、厳しい審査に合格し、今年から嘱託犬として1年間活動する。

 県内には現在40頭の警察犬がおり、その内の25頭は民間が飼育する「嘱託犬」。昨年11月に審査会が開かれ、複数枚の布の臭いをかぎ分ける「臭気選別」、犯人の逃走ルートや遺留品の発見を目指す「足跡追及」、物品の臭いを元に行方不明者の捜索する「捜索」の3種目で選定。トルダ号はその中で唯一、足跡追及と捜索の2種目で合格した。

 現在3歳のトルダ号(メス)は、民間の訓練場で生まれ、飼い主が見つからずに福澤さんのもとへ。当初は大学で学生と取り組んでいる外来種の探索犬として訓練を始めた。

 大学に務める前には犬の訓練士として活躍した福澤さん。過去には10年間別の犬と組み警察犬の委嘱を受けた実績もある。トルダ号は、外来生物の探索で2・3時間もの長い間、モチベーションを維持して探し続けることも珍しくなく「探すのがとても好きな性格で警察犬に向いている」と警察犬としての訓練も始めた。

信頼関係を築く

 福澤さんは警察犬を育成する上で「信頼関係」が一番大切という。そのために欠かせないのが「観察」。「目や耳の向きなど表情や身体の状態、しっぽの動きなど犬の体調や考えていることを感じ取ること。犬がこの人と一緒にいたい、何かをしたいと思える関係を築いていきたい」

 最近は、認知症などで行方不明になる高齢者が増加し、警察犬の出動件数も増えている。トルダ号は、人に置き換えると28歳の女性。福澤さんは「今が女として一番いい時かも」と笑いながらも「社会に貢献できるよう日々精進していきたい」と抱負を語った。

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