地元商店のスタッフが講師になり、無料でプロの知識や技を教えてくれる「まちゼミ」が11月1日から30日まで市内全域で開かれる。過去3回、藤沢・辻堂エリアなど地域ごとで開かれていたが、今回初めて市内全域で開講。過去最大規模となる。
まちゼミは2003年に愛知県岡崎市の商店街で生まれた地域商業活性化策。「受講無料」と「販売禁止」「少人数制」をルールに、参加しやすく市民に役立つ講座として成功し、全国に波及。これまでにおよそ350の商店街で実施されている。
藤沢まちゼミは藤沢市商店会連合会、藤沢商工会議所が主催。昨年2月から今年2月まで計3回、藤沢・辻堂エリア、小田急沿線北部エリアと分けて開かれ、のべ約1500人が参加した。
4回目を数える今回は初の市内全域開催。参加店115、講座数117と過去最大規模となった。同市商連は「エリア拡大と参加店増で魅力アップできた。市民の皆さんへの認知度アップにもつながるはず」と話す。
講座の内容は「美容・健康」「つくる」「まなぶ」「たべる」の4ジャンルに分けられている。
例えば「美容・健康」では、全国で11人しかいないマスター・シューフィッターによる靴選びや、若返りメイク、脳年齢測定、「つくる」では、和菓子マイスターによる上生菓子づくりや、経師職人によるミニ屏風づくり、「学ぶ」ではお弁当の海苔アートや日本酒の味わい方、「食べる」では職人が教える本格中華料理や、巻寿司づくり、イタリアンなどがある。またとんかつと鮮魚が異業種で連携した、魚のさばき方からフライの揚げ方まで学べる講座もある。
「魅力あふれる講座が揃った。お店の方々の人柄も感じられるので、ぜひ参加を」と同市商連。
受講受け付けは10月25日から。希望者は直接各実施店へ。講座内容、日程、実施店舗は専用ウェブサイト(「ふじさわまちゼミ」で検索)か、市民センター、公民館などに置かれているチラシで確認できる。
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