ヒップホップダンスの世界大会出場を懸けた「オール・ジャパン・ヒップホップ・ダンス・チャンピオンシップ2021」が3日、よこすか芸術劇場で開催され、「Studio HANA!」=辻堂神台=所属の5チームが切符をつかんだ。次なる目標は世界の頂点。8月に米アリゾナ州で行われる大会に向け、選手らは意気込んでいる。
大会は人数や年齢ごとに区分が異なる計6部門が行われ、パフォーマンス力や技術力など厳しい採点基準でトップを競う。昨年はコロナ禍で中止となったが、2年ぶりとなった今大会にはのべ約200人が参加した。
同ダンス教室は2019年の世界大会メガクルー部門(15〜40人)で日本勢としては初の優勝を達成するなど国内屈指の名門として知られる。
日本大会では「KANA―BOON!Jr.」がジュニア部門(7〜13歳)、「KANA―BOON!」がバーシティ部門(13〜18歳)、「KANA―BOON!ALLSTAR」がメガクルー部門、「LAST CHANCE」がオーバー40部門で優勝。「MONSOON!」がジュニア部門で3位入賞した。
中でもKANA―BOON!は日本大会6連覇、ALLSTARは10点満点中9・18の高得点をマークする圧巻ぶり。大一番でも安定した演技を見せつけた。大会を振り返ってKANA―BOON!の島雄こなつさん(17)は「今年初めてメンバーになる子も多くて不安もあったが、今までで一番いい踊りができた」。
世界大会は「ヒップホップの五輪」とも称され、50数カ国から各国代表が集まる。Jr.でメガクルーにも出場する西村友翔さん(13)は「今の練習の成果を出し切って絶対優勝したい」、オールスターチームリーダーの上田祐凪さん(17)は「去年はコロナで出場できず悔しい思いをした。自分は今年が最後なので、最高の作品にしたい」と意気込みを語った。
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同教室による公演「笑涙夢(ERUMU)ランド」が4月29日(祝)、湘南台文化センター市民シアターで開かれる。世界大会優勝チーム率いるプロジェクトメンバーや講師陣が音楽と共にショーを披露する。
観覧料3000円。昼の部完売。夜の部は午後5時30分から7時30分。問い合わせはStudioHANA!【電話】0466・36・2243へ。
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